国土交通省が行ったバス停留所の安全性確保対策調査結果がこのほど公表され、秦野市内では4カ所がBランク判定となった。これを受け、神奈川中央交通西(株)秦野営業所では3カ所ですでに対応を行い、残る1カ所も6月中旬に安全対策を実施する予定だ。
バス停留所の安全性確保対策については、2018年に横浜市で横断歩道をまたぐ形で停車したバスの後ろから渡ろうとした子どもが対向車にはねられて死亡するという事故が発生したことをきっかけに実施されるようになった。当時は秦野市内でも危険度が高い6カ所が指摘され、バス停の移動や利用者への注意喚起のステッカー貼付、看板の設置などの対策が取られている。
国土交通省は今回、全国的に改めてバス停留所の実態把握と安全性確保対策を講じるため、各運輸局管内の各運輸支局を通じてバス停留所の抽出を実施。
秦野市内の路線バスを管轄する関東運輸局神奈川運輸支局の状況は、4月26日に公表された。
横断歩道付近に車体かかるバス停
今回、抽出されたバス停は、安全上の優先度によってランク付けされている。
Aランクは、過去3年以内に停車したバスが要因となる人身事故が発生しているバス停、または停車した際に横断歩道に車体がかかるバス停が選ばれた。
Bランクは、Aランク以外で停車した際に横断歩道の前後5mの範囲内に車体がかかるバス停、または停車した際に交差点に車体がかかるバス停が抽出されている。
Cランクは、A・Bランク以外で停車した際に交差点の前後5mの範囲内に車体がかかるバス停、または地域住民等の意見や各都道府県の実情に応じて抽出されたバス停が選ばれている。
秦野市内ではこのうち渋沢駅方面の久保庭バス停(秦野市堀山下967)、渋沢駅方面の八幡宮前バス停(堀山下998)、渋沢駅方面及び秦野駅方面の宮の上バス停(平沢462/平沢794)の4カ所がBランク判定になっている。
6月中旬までに全バス停で対応
この結果を受け、同社秦野営業所では、安全性確保対策としてバス停の移動を実施。久保庭、八幡宮前、宮の上(渋沢駅方面)についてはすでに対応が終了しており、宮の上(秦野駅方面)についても6月中旬までに移動の実施を予定している。これにより、指摘された全てのバス停で対応が終了する形だ。
同社秦野営業所では「バス停での安全性確保については、常に国からの指導のもと実施してきています。しかし、国土交通省の指定以外の場所でも、横断歩道が近いバス停があるため、利用者のみなさまにも乗降の際には注意していただくよう、ご協力をお願いいたします」と話している。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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