秦野市内在住の小中学生やその保護者の抱える不安を電話で相談できる「はだのっ子あんしん相談室」が昨年6月に開設以来、1年が経過した。
市教育指導課によると、今年6月末までに受けた電話相談件数はのべ18件。開設当時は新型コロナウイルスの影響による休校や分散登校もあり登校への不安や子どもの登校渋りの相談、また昼夜逆転による健康相談、学校行事ができないことによる不安や悩みなど、子どもや保護者から寄せられたという。
「はだのっ子あんしん相談室」は、旧上幼稚園に設置されている訪問型個別支援教室「つばさ」に事務所を置き、同教室のスタッフが電話対応。生活や勉強、友人・家族関係など、悩み全般を受け付けている。
同課担当者は「コロナ禍で先生方と話す時間が取れないなどの事情もあり、学校に伝える前に相談する窓口として活用してもらえているようです」と話す。今年1月には、生活困窮が社会問題となるなか、そうした悩みにも対応できるよう学校心理士やスクールソーシャルワーカーも窓口スタッフのバックアップとして配置。心理カウンセリングや福祉分野でのアドバイスなどもできるようにした。社会情勢に応じて必要なアドバイスをできるようにしており、7月19日(月)から30日(金)までは今問題となっている「ヤングケアラー」についても相談を受け付けるという。同課は、今後も長期休暇等の前後など定期的に児童生徒や保護者に相談窓口の広報を行う予定。受付は毎週火〜金曜日、午前9時から午後4時まで。【電話】0463・88・6856
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