ＹＡＭＡＣＡＦＥ
登山ルートを定期清掃へ
ボランティアや協力者募る

ヒル被害を減らす活動

　県立秦野戸川公園内にあるＹＡＭＡＣＡＦＥ（店主・山本哲史さん）が、有志を募り登山ルートの定期清掃を開始する。３月19日（土）に第１回目の開催を予定しており、同店では参加者や協力者を募っている。

　ＹＡＭＡＣＡＦＥは、山本さんが理事長を務める「ＮＰＯ法人丹沢を愛する会」が市からの委託で運営しているカフェ。表丹沢のアウトドア拠点としての役割を担い、これまでにも観光客に丹沢をＰＲするためのオリジナルグッズ「馬鹿尾根シリーズ」作成や、トレイルランナー向けのマナー講座実施などアウトドア振興の活動を精力的に行っている。

毎月第３土曜に

　清掃の大きな目的は、シーズンになると毎年多くの被害が出る「ヤマビル」の駆除。主にメインルートから少し外れた「大倉尾根」と「三ノ塔尾根」の２つのルートで落ち葉かきなどを行い、ヤマビルの隠れ場所を減らすことで吸血被害を減らしていく。

　「人があまり入らず落ち葉が積もっている場所は、格好のヒルの隠れ場所。対処に慣れない人がこういった場所でヒルに取り付かれ、他の場所に運んでしまい生息範囲が広がるケースがある」と山本さんは話す。「市民も参加することで実態を知ってもらうとともに、気持ちよく歩ける登山道を増やしたい。三ノ塔の魅力を広げる一助になれば」と、思いを語った。

　開催は毎月第３土曜を予定。参加希望者は午前９時にＹＡＭＡＣＡＦＥに直接集合（作業時間は１〜２時間ほど）。合わせて同店では、市民からの熊手や竹ぼうき、軍手など掃除用具の寄付の協力も呼びかけている。

　寄付の協力は同店【電話】０４６３・７１・６７６７へ事前連絡を。