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秦野 人物風土記

公開日:2022.03.04

第1回写真展を開催するフォトグラフィカ秦野代表の
田代 嘉宏さん
北矢名在住 79歳

仲間と出会い楽しめる場

 ○…フォトグラフィカ秦野は、デジフォト広畑とデジフォト堀川を統合し16人の会員で活動している。月に1度の例会をはじめ、技術向上のための2カ月に1回の講座や作品の講評などを行う。「いい仲間と出会え、写真技術も上がり、この年でなお新たな先生から新しい学びもある」とハツラツとした表情で笑う。

 ○…写真を始めたのは55歳の時。もともと山が好きで、最初は登りながら風景を写真に収める程度だった。しかし「色々な山に登りたいし、絶景を1回できれいに撮るために技術を高めたい」と、当時住んでいた東京の写真サークルに入会した。丹沢にも足しげく通い、62歳の完全定年を機に少し前に呼び寄せた夫人とともに終の棲家と決めていた秦野へ。まもなくしてデジフォト広畑に入り、今に至る。

 ○…出身は熊本県。55歳まで九州で働き、関連会社の代表就任に伴い、東京に単身赴任してきた。今でこそ、その健脚で様々な山に登り気に入った風景を写真に収めているが、昔は体が弱く運動経験はなし。25歳の時に友人の誘いで山に登り始めてから、体が強くなったという。「趣味もそうですが、仕事にもいい影響を与えてくれた」と、山との出合いに感謝の念を滲ませる。昔から歌も好きで、今も歌声喫茶に通うなどセカンドライフを満喫している。

 ○…「みんな講師からの講評が楽しみで写真や現像技術向上のためというのはもちろんあるが、一番は会員同士楽しく親睦を深めたい」。スローライフな趣味、生活の中の一つの楽しみとして、仲間づくりの会としての意味合いも強い。「今の先生がデジタルの処理に強く、今回の展示では各会員現像まで意識した作品作りをしている。そこに注目して見て欲しい」と意気込みを語った。

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