秦野警察署東海大学駅前交番が東海大学前駅南口ロータリーの一角に移転し、新交番の開所式が3月24日に行われた。4月1日からは南矢名交番と統合し、女性用休憩室等を設け、女性警察官を含む5人勤務体制となる。
開所式には岩渕浩二警察署長をはじめ、高橋昌和秦野市長、小菅基司市議会議長のほか、県議会議員、地元商店会、地元自治会などの代表者が出席。岩渕署長は「このような立派な拠点を建設いただき、身の引き締まる思い。南矢名交番を統合し、アクティブ交番の運用と共に東部の基幹交番として機能させていく」とあいさつ。高橋市長は来賓代表として「新たな交番が地元の安全安心に貢献してくれることを期待する」と話した。その後、関係者による建物の見学なども行われた。
5人勤務体制に
旧交番建物は1978年に設置。秦野市内で最も古い平屋の建物で、同駅横の踏切近くにあり、道路から気づきにくい立地にあった。建物の老朽化の問題、地元自治会や商店会から目立つ場所への移転要望もあり、今回移転の上、建て替えが行われることになったという。
新交番の設置場所は南口ロータリーの一角である秦野市の土地132・28平方メートル。建物は鉄骨造2階建てで、延べ床面積は79・38平方メートル。新たに女性用の休憩室が設置されたため、女性警察官の勤務も可能となった。阪口聡啓地域課長によると、女性警察官が勤務できる交番は、秦野駅前交番に続き2件目だという。また、基本は5人による勤務体制となり、パトカー勤務等を入れ最大8人までが常駐できるほか、日中は交番相談員も勤務する。
4月1日からは同交番に南矢名交番が統合され、以降は新たに配備された移動型交番「アクティブ交番」でこれまで南矢名交番で管轄していた地域を巡回し、交番業務を行う。アクティブ交番はパトカーに伸縮式のひさしが設置されており、この下に机などを置くことができるという。
アクティブ交番の開設予定は、県警や秦野警察署のホームページなどで公開される。
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