市議会議員　無所属クラブ秦野市議会３月第１回定例会　一般質問
古木勝久(３期目)

■堀水路は”産廃”だけでなく　今度は本市の盛土条例違反!?

　国は、熱海市の土石流被害を受けて、３月１日に盛土規制法案を閣議決定した。これは土地の用途に関わらず、違法な盛り土を取り締まっていく法律である。

　従来、堀水路の暗きょの件では、公共残土や産業廃棄物が放置され、廃棄物処理法違反が問題になっていたが、新たな課題として、本市の盛土条例違反が浮上し、定例会ではこの件を質（ただ）した。

問　堀水路の暗きょの現況は盛土条例に違反していると思うが、建設部のトップの識見として、違反の認識はあるか。

答　関連部署と協議しなければならない認識はあった。

問　真摯（しんし）な答弁ではない。過去にも被害があり、現場の暗きょの客観的な状態を見ても、盛土条例違反ではないか。

答　緊急性がなく、安全性の視点から条例に即抵触すると考えていない。

意見　過去に残土等の不適切な管理により溢水し被害が出ており、安全とは言えない。

■コロナ禍だからこそ　新しい生活保護の仕組みを

　県内他市では生活保護に関する資料がホームページや公共施設等にあるが、本市では生活保護の情報を得るのが困難である。コロナ禍、厚生労働省のホームページには生活保護の申請の増加を受け「生活保護は国民の権利であり、生活保護を必要とする可能性はどなたにもあり、ためらわずにご相談ください」とある。本市の生活保護の在り方を質（ただ）した。

問　生活保護に関する情報はどのように入手できるのか。

答　市のホームページで生活保護の受給の流れを掲載している。

問　コロナ禍、自宅療養者等で生活に困窮している方に「保護のしおり」を配布したらどうか。

答　「保護のしおり」は生活保護の申請者等に作ったもので、必要な方に必要な情報が届くように慎重に対応している。

意見　困窮している方の状況をしっかり把握し、誰一人取り残さないという視点で支援をしていただきたい。