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秦野 社会

公開日:2022.07.08

南矢名上部自治会
鳥居設置でごみゼロへ

  • 不法投棄の目立つ場所に鳥居を設置。6月28日には2回目の清掃を行った

 南矢名上部自治会(小澤利明会長)が大根川上流の道路沿いに、不法投棄を防ぐため鳥居を設置し、その効果を実感している。

 同会では今年の1月に初めて大根川上流の不法投棄物の回収を行った。小澤会長が弘法山へご来光を見に行った際に同所の不法投棄に気が付き実施にいたったもの。この時は瓶や缶、ペットボトル、扇風機、ベビーカーなど可燃ごみ220kg、不燃ごみ270kgが回収された。

 その後は巡回を行い注視していたが、2月上旬にスニーカー約10足が入った段ボール箱などが捨てられるなど、目に余る不法投棄が見られた。対策を練った小澤会長は「ネットフェンスにしようかと思いましたが、環境美観に良くない。それは最後の手段として、鳥居を設置することにしました」と話す。

 小澤会長と自治会員の三上正博さんで材料を揃え、小さい鳥居を4基作製し設置。あまり効果を感じられず、2月中旬に大きい鳥居を2基作製し、特に不法投棄が目立つ場所に設置した。

ごみ量7分の1に

 前回の不法投棄物回収から約半年、6月28日には2回目の清掃を実施。今後も自治会で清掃の意識を高め継続していくため、今年度の新しい自治会組長らを中心に計16人で作業が行われた。

 この日の清掃時間は1時間程度を予定していたが、前回実施時より不法投棄物の量が大幅に減っており30分程度で清掃を終了。ペットボトルや缶、タイヤ、ごみ箱など、可燃ごみ30kg、不燃ごみ40kgと前回の約7分の1のごみを回収した。

 小澤会長は「前回は軽トラック3〜4台分のごみでしたが、今回は1台で収まるほど減り、鳥居の効果を実感しました」と話す。今後も定期的に清掃を続けていくほか、鳥居をさらに1基増やし、設置する予定だという。

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