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秦野 人物風土記

公開日:2022.09.16

「ヨコハマダンスコレクション」のファイナリストに選ばれた
今井 あこさん(本名:今井亜子)
平沢在住 25歳

自分らしく踊っていたい

 ○…世界的な振付コンクールの日本プラットフォームとして、今年で28回目の開催となった「ヨコハマダンスコレクション」。応募総数121組の中から、水無川をテーマにした作品『巡る』で映像・書類審査を通過し、日本在住の25歳以下が対象となる「新人振付家部門」でファイナリストに選ばれた。今後、12月に実施の上演審査に向けて「周りと比べず、自分らしさを大切に挑みたい」と落ち着いた表情を見せる。

 ○…ダンスとの出会いは小学校2年生の時。友人が通っていた地元のモダンダンス教室に通い始めた。習い事として続けていたダンスが「人生の軸」となったのは、高校3年生時のメキシコ留学がきっかけ。現地で型にはまらない自由なダンスや、ホストファミリーの価値観に触れ「好きなことをして生きていて良い。ダンスしながら生きていこう」と決意。進学先には、憧れのダンサーが通った東京芸術大学を選んだ。

 ○…秦野市出身。横浜国立大学大学院に在学中。「今は『仕草』のような体の動きについて研究している。大学院での勉強を通じて、自分のダンスのメソッドが確立できれば」とほほ笑む。アルバイト先は市内の飲食店。休憩時間中にテレビで相撲を見るうちに、横綱・照ノ富士のファンになったという。スマートフォンのケースには、照ノ富士の姿が印刷されている。

 ○…水無川を歩き、出会ったものを振付して作った『巡る』。メキシコの共通語であるスペイン語の楽曲を使用するなど、自身の経験や価値観がふんだんに詰まった作品だ。大切にしているのは、自分だけの踊り。「将来はワークショップや、人を集めた作品作りに取り組みたい」と目を輝かせて語った。

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