秦野駅改札階の空き店舗を活用した「Nature Activity Base TANZAWA BIYORI(丹沢日和)」が9月22日にオープンした。これは小田急電鉄(株)が駅を「まちの玄関口として地域の魅力を発信する場」として取り組む企画「Meets at STATIONS!」の第1弾として実施されるもの。運営は、エンタメ型地域活性化コミュニティ「ココハダLAB」(ジェントルゆうすけ代表)が行う。
秦野駅は、弘法山などの低山ハイキングの出発地点であり、またヤビツ峠を起点とする登山客が路線バスを利用する際のハブ駅となっている。観光客の玄関口でもある同駅だが、駅直結の商業ビル「小田急マルシェ」の改札階で今年2月末にパン屋「HOKUO」が閉店してからというもの、出店者が決まらずシャッターが閉まっている状態が続いていた。
「ココハダLAB」のジェントルゆうすけ氏によると、こうした状況を受け、空き店舗を利用し「ネイチャーアクティビティの拠点」を設置したいと夏頃に秦野駅から相談があったという。同団体は地元で「地域活性化」をテーマにフリーマガジンの発行やローカル番組の制作・放映、オンラインサロンやイベント開催などの活動を行っており、協議の末に「TANZAWA BIYORI(丹沢日和)」のオープンが決まったという。
来年3月までの設置
同店は2023年3月31日までの期間限定店舗となる。
「ハイカーなどの観光客だけでなく、秦野市民にとっても気軽に立ち寄れて、なおかつ秦野の魅力を再発見してもらえるようなお店にしたい」とゆうすけ代表。同団体が培ってきた関係性を生かし、地元の農家や商店などに協力を依頼。店舗には地元のお茶を使った商品や丹沢のジビエ加工品、秦野産小麦を使用したパンや地元パティシエが作る焼き菓子、秦野産のお米を使ったおにぎりなどのテイクアウト商品を揃える。またイートインで休憩場所として利用してもらえるよう、軽食なども販売するという。
観光客の情報拠点に
同じ改札階には秦野市観光協会の観光案内所、また小田急マルシェ1階には地元土産の販売を行う「秦野名産センター」もあるため「観光客にはそうした場所も案内しながら、情報の発信拠点としての役割もこなしていきたい」と話す。店舗のディスプレイも「ネイチャーアクティビティベース」としてのコンセプトを取り入れ、丹沢の山並みを思わせるデザインにしている。
ハイカーや通勤・通学者が利用できるよう、営業時間は平日が午前7時半〜午後9時、土曜日が午前7時〜午後10時、日・祝日は午前7時〜午後8時。「おしゃれな雰囲気をめざしたので、多くの人に利用してもらえれば」と話した。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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