田原ふるさと公園
直売所リニューアル
休憩所備えた交流拠点に

新設された販売休憩所
オープン日には多くの来場者が

　田原ふるさと公園が、10月29日にリニューアルオープンした。これまでふるさと伝承館前にあった直売所に秦野産木材で作った農産物直売所を建築。直売スペースが広くなったほか、休憩スペースも新設された。

　きっかけは、２０２０年度に東地区の自治会や婦人団体連絡協議会、子ども会育成連絡協議会らが行ったワークショップ。これを契機に、田原ふるさと公園を拠点とした地域活性への機運が地元住民の間で高まった。

　これに伴い「何をすればふるさと公園の魅力向上に繋がるか」を、市の委託を受け施設を管理するふるさと公園連絡協議会や行政等の間で検討。自然災害対策としてのテント撤去や、野菜購買者・ハイカー・サイクリスト・グラウンド利用者等への休憩スペース確保などの観点から、しっかりした建物を作る方向で話がまとまった。

　販売休憩所は木造平屋建で面積約１１０平方メートル。建物や農産物販売台、休憩所のテーブルは全て秦野産木材で作られている。開放感を出すため屋根は光を通す素材にし、手洗い場や掲示板、倉庫も備える。夜間の防犯対策としてカメラ２台を設置した。同公園連絡協議会の湯山忠夫会長によると、野菜の販売スペースはこれまでの約２倍ほどだという。

　現状は東地区在住か東地区に畑を持つ人が野菜を納入しているが、今後は量確保のため条件緩和も検討していく。湯山会長は、「新鮮な野菜を安心・安全にどこよりも安くをモットーにやってきた。それをこれからも続け、ここを東地区を活性化させるための拠点に育てたい」と話した。

感謝祭を開催

　同公園連絡協議会ではリニューアルオープン記念を兼ね、コロナ禍でできずにいた20周年感謝祭を11月12日（土）・13日（日）に開催する。フリーマーケットのほか、直売所で全品10％還元、そば処東雲で１品サービスと10％還元が行われる。問い合わせは同協議会【電話】０４６３・８４・１２８１へ。