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秦野 人物風土記

公開日:2022.12.16

12月1日付で秦野市民生委員児童委員協議会会長に就任した
田村 正一(しょういち)さん
平沢在住 74歳

「地域のために続けたい」

  ○…堀川地区で民生委員を4期12年続け、12月で5期目となる。他地区の会長から「市民児協会長をやってほしい」と互選で候補に挙がり「それならやりましょう」と引き受けた。「まだ就任したばかりで分からないことも多いがプレッシャーはない、最低でも2期は務めたい」と頼もしい。3期目の堀川地区民児協会長も兼任する。

 ○…生まれは静岡県下田市。沼津工業高等専門学校卒業後、秦野の日立製作所で35年ほどコンピュータ関係の仕事に携わった。その後、台湾の電機メーカー会社を経て外資系企業に勤めた。趣味は25年間続けている社交ダンス。妻と2人で習い、今ではサークルで教える立場でもある。「曲を聞いてパートナーと踊るのは頭も使うし体も動かすので健康にも良い」と話す。男女のペアで踊るため、気の張りも出てイキイキとなれるところも魅力だという。

 ○…民生委員の活動は退職後に自治会役員に誘われたことがきっかけではじまった。一人暮らしの高齢者を訪問したり、児童委員としてコミュニティ保育の手伝いに励んだ。「会ったときに感謝されることが一番のやりがい」と継続の理由を語る。始めた当時に出会った訪問先の人との交流は今でも続いている。

 ○…最も重視してきたのがチームワークづくりと委員のスキルアップ。月1回の定例会や以前は飲み会も行い連携を図った。高齢者や障害者施設の見学や小中学校の校長に課題を聞くなど積極的に動いている。新型感染症の影響で訪問活動が制限された中では、電話や手紙などで連絡を取る工夫をしてきた。今年から全地区のまとめ役となり意欲は充分。「対策はきちんとしつつも、対面での活動を再開できるように方法を模索したい」と前向きだ。

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