貧困で学べない子どもを救う大学生ボランティアをテーマにした、神奈川県の出前講座が1月19日、Zoomを使用したオンライン上で開かれ、東海大学湘南校舎の学生約60人が参加した。
この講座は、県の生活困窮者対策の取組みで、困窮を自分ごととして考えることがテーマ。「子どもの貧困対策と家庭支援」を専門にする、同大学健康学部健康マネジメント学科の小林理教授の授業と連携して、履修生を対象に開かれた。
この日は、困窮する子どもたちへの学習支援に取り組む、認定NPO法人キッズドアのスタッフ、大内遥菜さんが講演した。大内さんは、日本の子どもの7人に1人が貧困という現状や、親の収入で学力が決まる教育格差などについてデータをもとに説明。貧困の連鎖を断ち切るために、同団体が大学生のボランティアなどと共に取り組む、居場所型学習支援などについて話した。
大内さんは「現状を知っていただき、ボランティアとして支援していただける学生が一人でも増えたら」と語った。
また、この日は、湘南校舎周辺でボランティア活動に取り組む学生団体に所属する学生2人が、子ども食堂やお米一合運動の事例を発表した。
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