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秦野 社会

公開日:2023.03.24

詐欺を未然に防げ
JA本所で職員が訓練

  • 説得を試みる職員

 秦野市農業協同組合(JAはだの)の本所で3月14日、特殊詐欺未然防止訓練が行われた。当日は同組合の全支所・支店の窓口対応を行う職員と秦野警察署の警察官が訓練に参加した。

 高額を引き出しに来た高齢者の役を演じる警察官とJA職員がロールプレイングを実施。「額が大きいのでご家族とご来店できますか」という職員の質問に「家族がいない独り身なので連絡できない」と頑なに振り込もうとする高齢者役の警察官。職員はこれに食い下がり説得を続けるなど対応を学んだ。

 訓練後のフィードバックで同署生活安全課防犯少年係の中島直也巡査部長は、「高額を引き出しに来た人が詐欺に遭っているかもしれないと思ったら、対応中でもためらわずに警察に通報してほしい」と伝えた。同課の久保武次課長は「秦野から詐欺をなくせるように高齢者への声かけなどで金融機関と協力できれば」と話した。

 これを受け、JAはだの金融共済部信用課の小林毅課長は「警察署と連携し、多様化している詐欺の手口に応じた対応をとっていくことで、利用者の方を守っていきたい」と総括した。

 秦野署によると、2022年内で金融機関の職員などが詐欺を未然に防いだケースが11件あったという。

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