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秦野 社会

公開日:2023.04.07

サワガニの里
スミレとヤマブキ見ごろ
里山が花の季節迎える

  • 来場者の目を楽しませる花々(3月29日撮影)

 サワガニの里(秦野市千村871十王堂憩の家そばに入口)で様々な花が見ごろを迎えている。

 サワガニの里は千村在住の小野薫さんが、「人が入らなくなり荒れてしまった里山を甦らせたい」という思いで6年前に整備した自然の遊び場。鎌やチェーンソーで藪を刈り、枝打ちを行うなどして自身の土地を中心とした3800平方メートルを切り開いた。

 自然の地形を生かしたまま、切り出した木や竹で遊具や休憩できるベンチなどを手作りし、自ら維持管理を行っている。最近では親子連れや、放課後に遊びにくる子ども、保育園・幼稚園単位での利用も増加し、中には遊びに来た時に整備を手伝ってくれる子もいるそうだ。

 広場には小川や池が整備され、生き物が観察できるほか、桜やレンゲ、ツツジなど季節を感じる花が開花する。今の時期は斜面に群生しているスミレや、小野さんが植栽したヤマブキが、薄紫と黄色の見事なコントラストを描いている。この後は、ショウブとキショウブが開花時期を迎えるという。

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