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公開日:2023.05.05
母の日に向け出荷最盛
市内のカーネーション農家
県内有数のカーネーション産地である秦野市。市内のカーネーション農家では、5月14日(日)母の日に向けて出荷作業が進んでいる。
秦野でのカーネーション栽培は昭和初期から。1960年頃から葉タバコ栽培の代替え作物として増加した。JAはだのによると、市内の生産農家は現在8軒で、年間出荷量は約80〜90万本。市場に出荷しているほか、「はだのじばさんず」や、関東圏内のイオン店舗でも販売している。
JAはだの花き部会カーネーション部の部長を務める櫛田雅洋さんは、落合にある「櫛田農園」の2代目。現在、ビニールハウスで赤やピンク、黄色、グリーン等、色とりどりのカーネーションやスプレーカーネーションを7種類育てている。現在は、一日500〜600本収穫しているが、最盛期になると一日1000本収穫するという。
一般的に、母の日には赤いカーネーションを贈るといわれているが、「好きな色を送ってもらうことが一番」と櫛田さん。「部屋に花を飾ると心や気持ちが落ち着くので、ぜひ飾ってほしい」と話す。
長持ちさせるために
花持ちがよいといわれているカーネーション。櫛田さんによると、「自宅で切り花を長持ちさせるためには、水を腐らせないように花瓶の水をこまめに替えることが大切」とのこと。「漂白剤やウイスキーを数滴垂らす、10円玉や氷砂糖を入れることも効果的。2日に1回、5ミリずつ茎の下部を切ることで2週間は楽しめる」と話す。
櫛田さんの農園で栽培されたカーネーションは田原ふるさと公園やJAはだの東支所、「はだのじばさんず」の直売所で販売している。
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