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秦野 人物風土記

公開日:2023.05.19

4月の県議選で初当選を果たした
谷 和雄さん
菖蒲在住 62歳

県西部の魅力を発信

 ○…2015年から務めてきた秦野市議の経験を踏まえ、今年4月の神奈川県議選に出馬。初挑戦で当選を果たした。「ご支援いただいた皆様の期待にお応えしていきたい」と県議としての新たな思いを話す。根底にあるのは地元・秦野への思い。「横浜・川崎などの都市部と自然溢れる県西部は別の魅力。秦野など県西部の良いところを発信していきたい」

 ○…生まれも育ちも市内菖蒲。上小学校・西中学校出身。周りがシーンとしていると「自分が何かしゃべって、場を和ませなきゃって考えてたね」と子どもの頃を懐かしむ。技術の授業で本箱を作った時には「下手だったんだよ。大工の息子なのに」と当時を思い出し笑顔で話す。高校は小田原城北工業高校建築科へ。家業が工務店ということもあり「身近に建築に触れてきたからね」。授業で実践と経験を重ねていく中「家業を継ぐ」という意識が明確になった。高校卒業後、谷工務店に就職。その日から父は親方になった。息子であるが故に指導は厳しく「地獄の修行が始まったよ」と振り返る。

 ○…家族は妻・長女・母と市内に住む長男夫婦と2人の孫。3歳と0歳の孫に会うのは「楽しみ」と目尻を下げる。「やっぱり『じいじ』と呼ばれると嬉しいよね」と優しい祖父としての一面をのぞかせる。

 ○…政治を志すきっけは、近所の人たちの生活道となっている橋が、架け替え工事で2年近く使えなくなったこと。工事期間中は人道橋も設置されず「遠回りして通学している中学生を見て、市民の声を行政に届けないと」との思いで55歳の時に市議選に立候補し、当選した。今後は県議として「西部のポテンシャルを伝え、神奈川県全体を元気にしていきたい」と熱い思いを口にする。

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