秦野 人物風土記
公開日:2023.06.23
こだぬき会の代表を務める
西村 悦子さん
今泉台在住 39歳
自然の中に居場所を作る
○…自然の中で子どもが生き生きとできる遊び場を作ることを目的とするこだぬき会。ハイキングやザリガニ釣りなど、季節に適した場所に遊びに行く「たんけんたい」活動と、今年の4月に始めたプレーパーク(冒険遊び場)の2本柱で活動している。初めて開催したプレーパークでは、市内外から約100人の親子が参加した。「人数の多さに驚きましたが、とても嬉しかった。初対面の子どもたちが木登りをして楽しむ姿を見ることもできた」と笑顔で語る。
○…島根県出身。「夫の実家に近い場所で子育てをしたい」と秦野へ。2015年に友人の紹介で同会に参加し、翌年には代表を引き継いだ。元々は乳児との接し方を学ぶ場であったが、子どもの成長やコロナ禍により、参加する人が少なくなったことをきっかけに活動内容を変えたという。場所探しから当日の朝の整備に至るまで、準備に1カ月ほどかけたプレーパークも、ずっと実現したかったことだった。「現代っ子は塾や習い事で遊ぶ時間や仲間が少ないから、自然の中で子どもたちが遊べる場を作りたかった」と話す。
○…中1、小3、2歳の子どもを持つ母。休日は家族でキャンプや他団体が実施しているプレーパークに遊びにいくなど、自然の中にいることが多いという。一方、児童書やファンタジーも好きで、よく図書館に行くとのこと。「子どもたちが寝る前には、本の読み聞かせをしています」と優しい母親の顔を見せる。
○…田んぼで泥だらけになるなど、子どもの「やりたい」を尊重する同会。「未就学児や、学校に行けない子どもの居場所にしたい。誰でもどうぞ、と言える場所を作ることができれば」と今後の意気込みを語る。
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