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秦野 教育

公開日:2023.12.08

下吉さん、八巻さん市長賞
夕暮記念こども短歌大会

  • 左から塚田さん、下吉さん、八巻さん、大野さん

 前田夕暮生誕140周年記念・第37回夕暮記念こども短歌大会の表彰式が11月23日、秦野市保健福祉センターで開催された。小学生の部では下吉李奈(りな)さん(南が丘小6)、中学生の部では八巻耀(ひかる)さん(渋沢中2)が最高賞の「秦野市長賞」に選ばれた。

 郷土の歌人・前田夕暮の功績をたたえるため、毎年行われている同大会。今年は小学生の部で1378首、中学生の部で1293首の合計2671首と昨年より多くの作品が集まり、各26首が入賞作として選出された。

 下吉さんは「背の羽が広がるように新しいノートを開く春の教室」と詠み受賞。新学期をイメージしてこの歌を作ったという。「最初は受賞したと聞いて信じられなかったですが、嬉しいです」とはにかんだ。

 「終了のホイッスル耳にシュートした揺れるゴールが光って見える」と詠んだ八巻さん。今年、秦野市の全中学校で実施された短歌の出前授業が生かされたという。「同じクラスに歌を作るのが上手い子がいたので正直受賞はびっくりしています」と声を弾ませた。

 また、今年は記念事業として、前田夕暮生誕140周年記念特別賞も設けられた。

 小学生の部で受賞したのは「汗だくで博物館へ行ってきたティラノは骨だけすずしそうだな」を詠んだ塚田大翔(ひろと)さん(南小6)。夏の思い出を歌ったもので「初めての応募だったので嬉しかった」と笑顔を見せた。

 中学生の部で受賞したのは「ペダル漕ぎ白日の下汗が垂れ手を振る君に陽炎が立つ」を詠んだ大野真佳(まさよし)さん(南中3)。「陽炎」という言葉を使いたかったそうで「自分の見た情景をどうすれば表現できるか悩みました」と話した。

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