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秦野 社会

公開日:2023.12.15

【Web限定記事】アトリエKAWADOが寄贈
秦野の子どもの絵をウクライナのシェルターに

  • シェルターに飾られたアトリエKAWADOの生徒たちの絵

 鶴巻南在住の川戸美佐子さんが主宰する「アトリエKAWADO」の生徒が描いた絵を、ウクライナの子どもたちが避難するシェルターに寄贈した。

 川戸さんは、昨年12月に同アトリエの子どもたちが例年たばこ祭用に制作しているランタンの絵を、ウクライナにいる友人オーリャさんを通し、ルビウのアートアカデミーに寄贈している。今回贈ったのはルビウの幼稚園児らが避難するシェルターで、「父親が戦闘に参加し、殺風景なシェルターで過ごす子どもたちのために日本の子どもたちの元気(絵)を送ってほしい」と現地の幼稚園教諭からオーリャさんを通して依頼があったという。

子どもたちの色とりどりの思い届け

 これを受け、川戸さんは「ウクライナの子どもたちの励ましになるなら、ぜひ」と快諾。窓もないシェルターで過ごす現地の子どもたちのために、「明るい色使いの絵を」と、アトリエに通う子どもたちにオーダーした。これを元にテーマは子どもたちが自ら決め、1枚につき4人ほどで10数枚を描き上げた。

 川戸さんによると10月上旬に発送をかけ、ウクライナには約1カ月後に到着。11月18日にシェルターに届けられた。

 荷物には絵と一緒に、子どもたちが遊べるようにおもちゃも同封している。「状況次第では届かないこともありえたので、無事に着いて安心しました」と川戸さんは胸をなでおろす。届けられた色とりどりの絵は、さっそくシェルターの壁に飾られた。

 川戸さんによると今後、オーリャさんが現地で描かれた絵を持って来日し、展覧会を開くことを検討しているという。

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