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秦野 人物風土記

公開日:2024.01.19

アウトドアの拠点作り活動を行う「鶴嘴―Tsuruhashi―」の代表を務める
広西 壮飛(まさと)さん
北矢名在住 29歳

秦野を自然の遊び場に

 ○…硬い地面などを掘り起こす道具「鶴嘴(つるはし)」。その名の通り、「秦野にアウトドアの遊び場を開拓したい」という思いで名付け、昨年12月に新たな団体を立ち上げた。自身が趣味としている自転車を中心にトレイルランニングなどアウトドアスポーツの裾野を広げるとともに、休耕地の活用や里山の景観づくりなどハイカーも気軽に楽しめるフィールドをつくることを目的にしている。

 ○…所属メンバーは自身含め4人。活動は始まったばかりだが、昨年12月には草刈りや廃材撤去など丹沢山中の環境整備を行った。今後は、自然とコーヒーを楽しみながらオープンな林道を自転車で走るイベントも企画している。「秦野の自然環境はとても面白いです。自分たちも来た人も楽しめる遊び場をつくることで、人が集まる環境ができれば」と話す。

 ○…埼玉県坂戸市出身。普段は会社員として、リモートでデジタルマーケティングの仕事をしている。ヤビツ峠を自転車で走るため一度訪れた秦野の環境を気に入り、その半年後には以前住んでいた世田谷区から移住する行動派。自転車のオンロード・オフロード、トレラン、美術鑑賞、映画鑑賞など趣味も多彩で、オンとオフを上手に切り替えながら仕事と団体の活動もそつなくこなしている。

 ○…「都心に近いのに自然豊かで山があり、海も近い。伊豆や山梨など西にも行きやすく、とても恵まれた環境」と秦野の魅力を語る。一方で、その良さを生かし切れていないとも。鶴嘴が目指すのは、人が集うことで丹沢の環境が守られる好循環の創出。そのためキャンプ場や自転車用トラックの整備、古民家を改修したカフェなど、丹沢の魅力を生かした拠点づくりを直近の目標に掲げ活動を展開していく。

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