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公開日:2024.02.16
秦野市可燃ごみ
4月から1施設焼却体制
「引き続き削減に協力を」
現在2施設で処理されている秦野市と伊勢原市の可燃ごみは、4月からはだのクリーンセンターのみでの処理に1本化される。処理体制の移行を目前に控え、秦野市はごみの減量状況について「可燃上限値は達成できる見込みだが、引き続き削減に協力を」と話す。
現在、可燃ごみははだのクリーンセンターと伊勢原清掃工場焼却施設の2施設で処理が行われている。しかし、伊勢原の焼却施設は老朽化に伴う稼働停止が予定されており、はだのクリーンセンター1施設で処理が可能な排出量まで減量することが課題となっていた。
はだのクリーンセンターでの年間処理上限値は5万6000トンで、伊勢原市と按分して算出した秦野市分の可燃ごみ処理上限値は年間3万3600トン。秦野市はこの上限値を目標に、当初は2026年度からの1施設体制に向けて減量計画を立てていたが、順調に進んだため24年度4月からの1施設体制に前倒すことになった。これによって伊勢原清掃工場を3月末で稼働停止できるため、約4億円の経費削減効果が期待できるという。
「上限値達成の見込み」
秦野市の昨年度の可燃ごみ排出量は3万3740トンで、あと140トンの減量が必要となっていた。市環境資源対策課は、今年度の可燃ごみ排出状況について「順調に減量が進み、目標数値をクリアできる見込み。しかし、3万3600トンは上限値のため、はだのクリーンセンターの安定稼働に向けては、更なる削減が必要」と話す。
「1人1日20g」
秦野市は、2031年度までの目標として、更に年間約3万2540トンまでの削減を掲げている。昨年度の排出量からあと1200トンの削減が必要で、これは「1人1日20g」(ミニトマト1個分ほど)の量になる。目標達成のため、秦野市は家庭・事業者向けに『ごみっションプロジェクト』に取り組んでいる。分別の更なる徹底、生ごみの80%を占める水分を絞ってから出す「生ごみ減量」を呼びかけ、事業系ごみの減量に取り組む事業所の登録制度などを行う。同課は「31年度の目標までもう一押し。これからもごみの減量・資源化にご協力ください」と呼びかけている。
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