秦野 人物風土記
公開日:2025.01.24
「第30回KOBE国際音楽コンクール」ピアノC部門で最優秀賞となった
播馬 琴羽(はりま ことは)さん
今泉在住 22歳
花盛り、若き秦野の音楽家
○...1月に開催された「第30回KOBE国際音楽コンクール」ピアノC部門に初出場し、最優秀賞および兵庫県教育委員会賞を受賞。昨年12月には「第34回日本クラシック音楽コンクール全国大会」で5位、「第15回ヨーロッパ国際ピアノコンクールin Japan全国大会」で銀賞に。ピアニストとしての才能が、確かな努力によって花開き始めた。コンクール前は1位を目指すものの、いざ演奏が始まれば「勝負を忘れて自分の世界に没頭しちゃうんです」とほほ笑む。
○...南中学校出身。「母親がピアノ講師で、幼少期から音楽は身近な存在でした」。ピアノを始めたのは6歳の時。ピアノ一筋で、高校は県立で唯一音楽科のある弥栄高校(現・相模原弥栄高校)に進学。高校の恩師が国立(くにたち)音楽大学の教授で、引き続き師事したいと同大学に進学。現在同大学大学院の1年生だ。
○...大学院で研究するのは、ロシアの作曲家・プロコフィエフ。「音楽に込められたメッセージが入ってきやすく、表現しやすい。『気が合う』んです」と音楽家の表情で語る。直近に入賞した3つのコンクールでは、プロコフィエフの楽曲『サルカズム』を演奏。それぞれ特徴的な5曲が全体を構成する楽曲で「1曲目が力強く、激しく始まる。緊張していてもこの曲を弾き始めると覚悟が決まる」と声に力を込める。
○...母親の音楽教室の手伝いの他、歌手活動をする高校・大学の知人と一緒に、伴奏者としてコンサートに参加することも。会場は相模原や都内が多く、大学院卒業後は生まれ育った秦野で音楽活動をしてみたいそう。「ピアノ伴奏が欲しい人を手伝ったり、プロコフィエフの楽曲でトークコンサートができたら」と展望を語った。
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