県立秦野戸川公園の園長を務める 坂口 勝利さん 茅ヶ崎市在住 60歳
魅力向上に知見生かす
○…3月末まで神奈川県職員として勤め上げ、公益財団法人神奈川県公園協会の職員に再就職。4月1日付で秦野戸川公園の園長に就任した。公園が安全・安心に楽しんで利用できるようにするため、施設の維持管理やイベントの企画などを行う。「働く上で大切にしているモットーは、『明るく元気に笑顔で』。公園利用者の喜ぶ顔がやりがいです」
○…大阪府出身。大学卒業後に就職した建設会社の配属で神奈川へ。働く中で「道路・土地開発のプランニングから関わりたい」との思いが生まれ、1990年に神奈川県に入庁。以来、道路・河川・都市計画などに携わってきた。最も思い出に残っているのは、三浦半島中央道路トンネル工事事業。「忙しくて苦労しましたが、トンネルが貫通して穴に光が差し込んだ時はうれしかった」と当時の感動を語る。
○…現在、茅ヶ崎市在住。家族構成は、妻と娘、愛犬。趣味は犬の散歩で、休日は1日3回の散歩が日課になっている。「日々のストレスから解放され、気分転換になる」とのこと。犬の散歩利用者が多い戸川公園でも、ドッグランのような犬が楽しめる企画も検討中だという。プロ野球が好きで、阪神タイガースファン。テレビで応援しながら、勝ち負けに一喜一憂しているそう。
○…実は、配属されるまでは戸川公園を知らなかった。「広くて、四季折々に楽しみ方があって魅力たっぷりですよね」。赴任して1カ月、すでにその魅力の虜だ。見据えるのは、2027年度の新東名高速道路全線開通。「広域からのアクセスが飛躍的に向上する。表丹沢の観光拠点として公園のさらなる魅力向上に取り組みたい」。県の土地開発で培った経験が、公園を舞台に生かされる。