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秦野 人物風土記

公開日:2025.07.11

第11期 絵本専門士に認定された
加藤 奈穂美さん
平沢在住 50歳

絵本好き高じて専門士に

 ○…絵本専門士制度は2014年に創設され、独立行政法人国立青少年教育振興機構が年1回認定する。保育士など子どもや絵本に関する資格を有する、絵本に関わる実務に3年以上携わっているなど養成講座受講条件があり、かつ定員70人に対し多い時で1600人応募がある狭き門。「受かると思わなかったのでうれしい。専門家として絵本の魅力を伝えたいです」と意気込みを話す。

 ○…現役保育士。子どもが大きくなり、「何か新しく始めたい」と探したところ、絵本専門士のことを知った。受講資格があるため応募したが、1回目はまさかの書類審査落ち。次回受講を目指し、子どもの頃に学校で聞いた記憶があったお話サークルにコンタクトを取り所属した。そのかいあって2回目で書類審査を通過。厳しい課題をクリアし、認定を受けた。

 ○…戸川生まれ、北幼稚園、北小・中出身。もともと子どもや絵本が好きだったことや、幼稚園教諭だった母や小学校教諭だった祖母の影響で教育の道を志した。子どもの頃は親の読み聞かせが楽しみで、絵本好きはその頃から。一番好きなのは『わたしのワンピース』という作品。絵本集めが趣味で300冊以上所蔵している。「忙しくても親子の時間を作ることができるのが絵本の魅力」と笑顔を見せる。

 ○…絵本専門士になりⅩで情報発信を始め、市内で読み聞かせイベントを行っている。また絵本と子育てラボという団体を仲間と立ち上げ、オンライン上でも絵本ラボという集まりで絵本作りをするなど活動の幅を広げている。「親子が手ぶらで楽しめる、誰にでも絵本の魅力を届けられる場所を作りたい。SNSや絵本専門士HPからご連絡いただければイベント実施や講師に伺います」と目を輝かせ語った。

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