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公開日:2025.07.18
水泳授業を民間に委託
専門的指導、教員負担減へ
秦野市は今年度から、児童・生徒への細かな指導体制の実現と教職員の負担軽減などを目的に、小・中学校の一部で水泳授業の民間委託を開始している。
民間委託を実施しているのは小学校4校(渋沢小・広畑小・大根小・末広小)の全学年と、南が丘中学校の1年生。委託先はチャンピオンスイムクラブで、同クラブが所有する全天候型プールのしぶさわ校、はだの校及びNITTANパークおおねの屋内プールを活用。今回はこの3施設に近い学校が実施校として選ばれた。
水泳教室の民間委託については、児童・生徒一人一人の泳力に合わせたきめ細かな指導体制を実現し、専門的かつ効率的な泳力向上を図ることを目的に、2020年から検討を開始。天候や水温に左右されない計画的な授業実施や安全性の確保ができるほか、教職員のプール管理業務の負担を軽減できるメリットもあり、今年度から実施することが決まった。また、水泳後の授業への影響を最小限にし、児童・生徒や教職員の負担軽減を図るため、施設間の移動は委託先が所有するバスを活用する。
授業は5月中旬から9月下旬にかけて、各学年3回実施。7月10日には、渋沢小1年生が同クラブしぶさわ校で3回目の授業を行った。
子どもたちは泳力別に初級、中級、上級の3つのコースに分かれ、初級と中級は同クラブの講師が担当。初級では水に慣れる練習、中級では体を浮かせてバタ足をする練習、上級ではビート板を使った泳ぎなどを指導した。中級で授業を受けた三原怜君は「楽しかった。顔をつけたり、バタ足練習をした」と楽しそうに話し、山室考介君は「またプールで泳ぎたい」と話した。
市は今後、全小学校への水泳教室の民間委託拡大を目指し、今年度の成果と課題を検証し、学校の意見を踏まえて進める方針だ。
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