戻る

秦野 人物風土記

公開日:2025.08.01

学生団体E4の学生部代表を務める
嵯峨 蒔季(まき)さん
小田原市在住 19歳

達成感がモチベーション

 ○…高校生団体として発足したが、今年は活動を活発化させるため組織を再編。高校生4人と大学生6人の「学生部」を中心に秦野で活動を展開している。力を入れるのは、昨年好評だったため継続事業とした感謝の言葉を募る風鈴メッセージと自主事業の「インハイ」だ。特に8月末に実施予定のインハイは「地域と高校生をつなげるイベントにしたい」と話す。高校生と大学生の参加者を募り、最終的にはバーベキュー大会を行うが、そこに至るまでには「秦野の商店で食材を買う」「OMOTANコインを使う」といった地元を意識させる工夫も。「大学生になると外に出て戻ってこない人も多い。少しでも地元愛が育てられたら」

 ○…E4に入会したのは小田原高校2年時。同級生に誘われて会議に出席し、面白そうだと活動を続けた。「普通に過ごしていたら感じられない刺激があって、特別感がある」と楽しそうに笑う。イベントの準備などは大変だが、終わった時はやり切ったという達成感があり「次もまた、頑張ろっか!」というモチベーションにつながっている。「E4の活動は責任も伴うのが部活動などと違うところ。市役所職員や商店の人と話したり、交渉するのは緊張ばかりでしたが、今は楽しい」。年齢関係なく話すことが上手くなり、体力もついたそうだ。

 ○…明治学院大学2年生。数学が得意で、情報数理学部に進んだ。今はプログラミングなどを学んでいるが、「実は知識が欲しいと思っただけで、将来は人と関わる仕事に就きたい」。この夢も、E4での活動を経て生まれたものだ。「高校の3年間は短い。できれば1年から入ってほしいけど、今後は中学生の呼び込みも考えながら、仲間を増やしていきたい」

    ピックアップ

    すべて見る

    意見広告・議会報告

    すべて見る

    秦野 人物風土記の新着記事

    秦野 人物風土記の記事を検索

    コラム

    コラム一覧

    求人特集

    • LINE
    • X
    • Facebook
    • youtube
    • RSS