秦野 人物風土記
公開日:2025.08.15
秦野市県人会連合会の会長を務める
諸星 常平さん
渋沢在住 72歳
「感謝」が原動力
○…北から北海道、秋田、岩手、山形、宮城、新潟、福島、長野、福岡、長崎、熊本。2007年に市内初の県人会組織・長野県人会が誕生して以降、各県の集いが生まれた。市内には現在11の県人会があり、それらを取りまとめる秦野市県人会連合会会長に今年度就任。「ふるさとを大切にする同志の集まり。故郷が同じ人と語り合うとやっぱり楽しいよね」と目尻に皺を寄せる。
○…福島県生まれの自身も、09年に仲間と「秦野福島県人会」を立ち上げた。出身者に加え、福島が好きな人の入会も歓迎。会には43人が在籍し、一緒に食事したり、旅行したり。カラオケやパターゴルフなど趣味もともにする。「つながりの最初は故郷のことだけれど、それをきっかけに秦野で仲間が増えていく感じ」。県人会をそう評し、故郷の枠を超えた楽しみが生まれた。
○…高校卒業後、福島から「憧れていた」という横浜へ。設計士として働き、24歳から縁あって秦野の建設会社に。25歳で秦野出身の妻と結婚。居住歴は福島18年、神奈川では半世紀を超えたが、夏の甲子園は「1番応援するのは福島の学校、次に神奈川」という。35歳のときには、独立して渋沢丘陵テニスクラブを開設した。趣味は旅行。国内は沖縄以外の都道府県を巡り、海外もテニスクラブ対抗試合を現地と調整して、ハワイやタイなどを訪れた。
○…秦野市県人会連合会は、各県の特産品や歌・踊りがステージを彩る県人会フェア、たばこ祭へのブース出店などを実施。市の補助を受けて活動し、今はない県人会を立ち上げることができ、1人からでも連合会で活動可。連合会新代表は「秦野とふるさとの架け橋になりたい。人の役に立って感謝されるといいな」と目を輝かせた。
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