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秦野 人物風土記

公開日:2025.08.22

公募市民として「秦野市観光振興基本計画」改定検討協議会に参加する
小形 夏輝さん
西大竹在住 21歳

早くも故郷へ恩返し

 ○…南が丘小時代、先生や親が「自分のことを思って叱ってくれた」。生徒会副会長を務めた南が丘中では、生徒や先生がサポートしてくれた。入部した秦野曽屋高山岳部で、最後は部長に。顧問の助けもあって、30人以上の部員をけん引することができた。周囲に支えられてきたという自覚があるからこそ、「地域に恩返しがしたいんです」。

 ○…大学3年生となった今年、「第2期秦野市観光振興基本計画」(2021〜2030年度)の改定検討協議会に参加する。第2期計画の中間年度を迎え、市が観光政策の見直しを検討するための会議だ。自身は公募市民枠に応募し、メンバーに選ばれた。周りは観光を専門とする大学教授に、商工会議所や観光協会、山小屋組合、農業団体、鉄道会社などで要職を務める大人ばかり。8月上旬の初会合では、「空気に飲まれた」と苦笑いで振り返るが、「データをもっと細かく分析しても良いのでは」と考えを堂々と述べた。

 ○…協議会の公募メンバーに応募したのは、在籍する多摩大学のゼミの教授が薦めてくれたから。大学では地域をテーマに学ぶ機会が多く、故郷への思いも相まって秦野の観光振興に興味が湧いた。「若者目線、学生視点で地域に貢献したい」。個人的には、大好きな「秦野の夜桜」がもっと生かされてほしいという。

 ○…好奇心旺盛な行動派。直近2年間での趣味は、アニメ、飲み会で人の話を聞くこと、マニュアル車、2歳下の弟と遊ぶなど。特技は、「絶品」と自賛する具材はネギだけのチャーハン作りだ。公募市民として熱を注ぐ観光会議は、10月、来年2月と続いていく。「市民代表として秦野のために発言し、市民に伝えていきたい」

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