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秦野 社会

公開日:2025.08.29

「めずらし野菜」ヒシ収穫
市内千村の小野薫さん

  • 橋の上から収穫する小野さん

  • 収穫されたヒシの実

 秦野市千村の小野薫さん(69)が栽培する野菜「ヒシ」が、収穫期を迎えている。小野さんによると例年より実の成長が早く、数も多いという。

 ヒシの栽培を始めたのは8年前。種類は食用の「トウビシ」で、知人から譲り受けた15個の種から始めた。以来、取れた種を使い自身の水田に毎年作付け。種の越冬方法や外敵対策、収穫時にツルを傷つけ株をダメにしないよう移動式の橋を作るなど工夫を重ねた。

 はだのじばさんずの北原慶徳店長によると実の生産は珍しいそうで、「今年は置くのか」という問い合わせや、中には県外から買いに来る人もいたという。しかし、ここ数年は小野さんの収穫量が減少していたため販売していなかった。

 「いつも収穫は9月半ばからだが今年は早い。こんなに株が増えたのも葉が大きいのも初めて。上手くいけば霜が降りるまで収穫できるかも」と小野さん。「ゆでぴーのような塩ゆでや天ぷら、スライスしてサラダに乗せてもおいしい。剥いた皮は乾燥させるとヒシ茶が作れる」と説明する。

 ヒシの実は、じばさんずの「めずらし野菜コーナー」で販売している。

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