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秦野 人物風土記

公開日:2025.09.05

商店会のキャラクターを制作した大道商和会の会長を務める
渡邉 博之さん
桜町在住 55歳

「全ては出会いから」

 ○…「言っちゃうと全部、縁なんだよね。人と会って話しているうちに動き出すことが多い」。曽屋の老舗畳店「渡辺畳店」の3代目だが、店が商店会に加入したのは自分の代から。近隣商店の店主にゴルフ場で偶然出会い、改めて勧誘されたことがきっかけだ。2021年から会長となり、今回の大道商和会のキャラクター制作はノウハウを持つ稲垣潤一さんと出会い実現。たばこ祭では、稲垣さんの知見を活かしさかえちょう公園でコスプレイヤーなどを招いた独自のサブカルイベントも行う。

 ○…「あれが商店会の活動にのめりこむ原点だった」と振り返るのは、地域経済が沈んだコロナ禍。秦野駅前エリア3商店会が会長を中心に合同イベントを開催。商店が元気になる姿を目の当たりにし、刺激を受けた。「やっぱり、先輩たちはすごい」。現在は本町商店会連合会会長や秦野市商店会連合会の副会長も務める。

 ○…本町小・中、秦野高校出身の生粋の秦野っ子。22歳から家業を手伝うように。結婚後、2人の娘にも恵まれた。趣味は草野球。同年代のメンバーで30年続くチームで月2回ほど活動している。「年々体のキレはなくなるけど、貴重な交流の場だからできるだけ続けたい」。柔和な笑顔が印象的だ。

 ○…「秦野は狭いからみんな知ってる。まち全体が良くなるためのきっかけ作りをしたい」。足元だけでなく、目指すは地域全体の活性化。商店会が機能しメリットがあれば、加入する商店も増えると実感している。大道商和会の会長の任期は2年ごとだが、「もう一期やらせてほしいって言ってある。今だと全部中途半端になっちゃうから」。責任感と懐の深さ、その人柄が”縁”の根源か。

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