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公開日:2025.09.26

秦野市長選
佐藤伸一氏が出馬へ
「活力ある稼げる秦野に」

  • 自宅で出馬への思いを語る佐藤氏=22日

 来年1月の任期満了に伴う秦野市長選挙(1月18日告示、25日投開票)に、新人で農家の佐藤伸一氏(58)が出馬の意向を固めたことが9月22日、分かった。市長選出馬の意向を示すのは、22日時点で佐藤氏が1人目。同氏は2022年に行われた前回市長選にも立候補していた。

 タウンニュースの取材に応じた佐藤氏は、出馬の理由について「前回市長選から4年、加速度的な人口減少が止められないほど大きな流れになっている。これを変えるのは、今まで社会を築いてきた諸先輩方と子育て世代・現役世代、それぞれの大変さがわかる責任世代の自分の役割だと思う」と話す。

 政策のビジョンとして掲げるのは「もっと楽しく、もっと元気に、稼げる秦野」「防災・福祉・教育先進市」「誰もが輝き、支える人を支えるまち」。市民目線の行財政改革を行い、地域資源を磨き、人を育て輝かせる地域づくりを目指す。

 前回の市長選以降、長年続けている清掃ボランティアや、自身の介護経験を生かした高齢者デイサービスでのボランティア、子どもの朝の通学見守りなどの活動を中心に、市民の声を聞く草の根活動を続けてきたという佐藤氏。

 「子育てや介護の現場などを支える方々、生活に困っている方々に生きたお金を使う必要があると実感した。そのための課題は多い。現行の市政の見直しだけでなく、新東名スマートインターチェンジ(IC)周辺の活用や企業誘致、丹沢の自然環境保護と観光資源のブラッシュアップなど地域振興を進め、民間の力を引き出し、まちとして稼げる基盤を構築する必要がある」と述べた。

 佐藤氏は1967年、鶴巻生まれ。早稲田大学大学院公共経営研究科修了。89年に秦野市役所に入庁し、広報課長、産業振興課長などを歴任。職員時代には新東名秦野丹沢スマートIC誘致や企業誘致、広報戦略・シティプロモーション、コロナ禍の経済支援策などに携わり2021年4月末に退職。現在は、農業と不動産賃貸業を行いながら、地域活動に力を入れる。 (9月22日起稿)

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