秦野 社会
公開日:2025.09.27
秦野消防全国で8位入賞
ほふく救出に初出場で
秦野市消防本部が、兵庫県で8月30日に開催された「第53回全国消防救助技術大会」陸上の部・ほふく救出に県代表として初出場し、8位入賞を果たした。9月17日には、消防本部で消防長からの表彰伝達式が行われた。
全国の消防職員が日頃の訓練の成果を発揮する同大会。「ほふく救出」には全国から51組が出場した。ほふく救出は、ビルや地下街などで煙に巻かれた人を救出することを想定した競技。3人1組で行われ、1人が空気呼吸器を着装して長さ8メートルの煙道内に入って要救助者を屋外に救出し、その後、2人で協力して要救助者を安全な場所まで搬送する。
秦野市消防からは中嶋弘樹さん(39・警備第一課消防第一担当)、志村真生さん(34・警備第二課大根第二担当)、小林真吾さん(27・警備第一課救助第一担当)が出場。要救助者役を中嶋さん、要救助者の救出を小林さん、安全確保などのためのロープを結着する役を志村さんが担った。
中嶋さんは「長年の夢だった舞台に出場できた。自分たちの力を発揮できたと思う」と入賞の喜びを語る。当日はより上位に入るため、他チームの演技を直前まで研究し対策を話し合ったという。志村さんは「先輩たちから受け継いだ技術を全国で出せた経験は大きい」と語り「全国の常連市になっていければ」と話した。また、小林さんは「いい形で出し切れた。周りのサポートがあっての結果。感謝の気持ちでいっぱい」と支援への謝辞を述べた。
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