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秦野 人物風土記

公開日:2025.10.17

関東古希軟式野球大会で最優秀選手賞に選ばれた、秦野遊球倶楽部所属の
谷口 嘉信さん
羽根在住 72歳

野球一筋60年

 ○…群馬県で行われた関東大会で初優勝した秦野遊球倶楽部古希チーム。投打で八面六臂の活躍を見せ、特に投手としては2回戦から決勝まで全試合登板、完投。準決勝と決勝は完封するなど優勝に貢献した。「自分に限らず今回はみんな調子が良くて実力以上の力を発揮できた」と勝因を語るが、「2日で4試合投げて完封もなんて、見たことないよと言われた」と豪快に笑う。

 ○…小4で地元野球チームに入った。その後、中・高と野球部に所属し、大学野球に勧誘されるも家庭の事情で就職。秦野市役所で社会人野球を続け、国体出場経験も持つ。現在も週2回の練習のほか、還暦チームの監督兼選手も務めるなど生涯野球を楽しんでいる。「自分の体力に合わせ、できる範囲で楽しめるのが野球のいいところ。チームや大会で新しい友人ができるのも楽しい」と魅力を語る。

 ○…兵庫県生まれ。親の仕事の都合で数カ月で秦野に越し、本町小・中、秦野高校を卒業。3人の子どもと3人の孫に恵まれ、今は妻と次女と暮らす。市役所時代は消防長や議会事務局長を務め、今年3月まで観光協会事務局長として働いた。趣味はもっぱら野球。「まさか70過ぎても続けているとは。野球は自分の人間形成に大きな影響を与えたし、仕事が大変な時もここで培った協調性や忍耐力のおかげで乗り切れた」と話す。

 ○…10月は秦野をメイン会場とした全国大会のスタッフや、千葉県で行われる還暦チームの全国出場など目白押し。「関東終わったばかりなのに大変なんだよ」と語る表情は楽しげだ。今の課題は定年年齢の変化などに起因する部員減少。「上手、下手関係なく野球を楽しんでいるので、興味のある方はぜひご連絡ください」と話した。

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