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秦野 社会

公開日:2025.10.24

全国学力・学習状況調査
小6算数、全国との差拡大
中3国語は改善

 2025年度全国学力・学習状況調査について、秦野市の分析結果がこのほど公表された。分析結果によると、小学校算数で全国平均との差が拡大し課題が浮き彫りになった一方、中学校国語では差が最小となり改善傾向が見られた。

 小学6年生・中学3年生を対象に、自治体ごとに実施されている全国調査。国語・算数(数学)などの教科に関する調査と、非認知能力に関する調査などが行われた。

 小学6年生は、国語で全国との差は昨年度の3・7ポイントから4・8ポイントに開いたが、コロナ禍前の2019年度からは3ポイント改善。算数は昨年度の3・4ポイント差から8ポイント差へと後退し、19年度からの経年変化でも3・4ポイント差が開いた。中学3年生は、国語では全国と比較し、昨年度の3・1ポイント差から1・3ポイント差へと改善。数学では昨年度の4・5ポイント差から4・3ポイント差へと若干改善した。

プロジェクトで一定の成果

 市教育委員会は今回の結果を受け、10の取り組みを強化する「教育水準の改善向上に向けたプロジェクト2030」を掲げる。今回の調査では、21年度から「学びの基盤プロジェクト」に取り組んでいる学校区が今回初めて全国平均を超えたことが分かった。児童生徒の非認知能力、学習の定着度、学力の伸びを経年で調査し、成長記録のエビデンスに基づいて授業や教育活動に反映する同プロジェクトに一定の成果があるとし、今後も全市で取り組み小中一貫して推進していく。10の取り組みでは「個別最適な学びの推進」や「小中一貫した学びの基盤プロジェクトの推進」「義務教育学校モデル校の取組共有」を盛り込んだ。

 その他、読書に関する取り組みや「秦野ふるさと科」等の特色ある教育活動推進も引き続き力を入れていく。

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