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公開日:2011.05.12

荏子田太陽公園
「バラ」で再生から10年
住民有志の手で咲かせた165株

  • 荏子田太陽公園でボランティア活動を行っているメンバー

  • 約10年前の荏子田太陽公園

 雑草だらけの暗い公園をバラで再生しよう―。こんな思いを胸に、住民有志らがバラ植樹を通じた荏子田太陽公園(荏子田3丁目21番地5)の再生プロジェクトを結成して10年を迎える。「以前はうっそうとしていて、子どもたちも近づけない公園でしたが、バラを通じた交流ができる公園になりました」と日頃、手入れ活動を行っている住民たち。今月22日(日)には、同公園で「第10回太陽ローズフェスティバル」が開催される。



 バラ植樹計画は、バラの栽培方法に詳しい地域住民の赤澤増男さん(72)が「バラを植えて人々が交流できる公園はどうか」と、再生プロジェクトメンバーに提案したことから始まった。 当時のプロジェクトメンバーは「荏子田おやじの会」など約30人。約2カ月かけて雑草除去や土の掘り起こし作業や2トントラックで鉄道の枕木を運び、花壇などを完成させた。



 25株の苗を植えた斜面花壇は現在、地元商店や住民寄付によるバラを含め約165株が咲き誇るまでに。剪定などを行う住民有志ボランティア「Joy of Roses」「太陽ローズボランティア」なども結成され、現在は約50人の住民らがバラの維持を行っている。平成21年には住民が協力し手入れを行っている活動などが評価され「全国花のまちづくりコンクール」団体部門で奨励賞を受賞した。



 ”太陽公園”の名の通り、斜面で日当たりが抜群に良いため、自宅のバラより綺麗に咲くメンバーも多いという。「今後は公園の歩道をバリアフリーにして、皆さんがバラをじっくり観賞できる環境にしたい」とボランティア代表の赤澤さんは話す。5月22日(日)の10時からは、バラ苗販売やカフェなどが楽しめるローズフェスティバルを開催。「多くの地域住民の方に来て欲しい」とメンバーは話す。

 

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