サニーが30日で閉店 総合庁舎内の売店・喫茶店
障害者の就労の場を確保し、障がい者に対する市民の理解を深めようと横浜市内に15ヵ所設置されている売店・喫茶店、ふれあいショップ。その一つ、泉区総合庁舎1階にあるふれあいショップサニー(センター事業団)が3月30日(金)をもって閉店することになった。
知的障がいがある2人を含め、現在6人が同店で働いている。「長い歴史の終末となり、店長として心が痛い。障がい者支援の場であり、子供たちが私を信じて元気よく働いてくれた。多くの区民との触れ合いが大きな財産になった」と4代目店長の伊藤登志子さんは心境を話す。
喫茶店では地場産野菜など、食材を活かしたメニューが揃う。人気の日替わりランチは、メーン2品のうち1品、副菜4品の中から2品を選ぶスタイル。その日の天候や気温などを考慮し、決めてきた。
同店では毎月、区民による展覧会が開かれてきた。最後の展覧会、写真展『風光万花』を開いている鈴木幸二さん(中田東)は、「8年間続けてきたが、残念ですね」と閉店を惜しむ。
場所柄、区役所訪問者の利用が多い同店。売店にはみかんやしいたけ、加工品などが並び、これを目的に訪れる人も多い。
同店(【電話】045・804・4531)の営業時間は午前9時30分から午後5時で土・日・祝休み。
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