多摩区・麻生区 人物風土記
公開日:2026.06.12
神奈川県行政書士会川崎北支部の支部長を務める 河野 慶太さん 麻生区在住 50歳
使命を背骨に 地域へ貢献
○…麻生・多摩・宮前・高津・中原の5区を活動エリアとし、約330人の行政書士が所属する県行政書士会川崎北支部の支部長に就任して、1年が経った。「独立開業したら、会員は皆、一人で頑張っていかなければならない。この支部が会員にとって気持ちを通わせられ、心を休められるような場になれば」と大所帯の舵取りを担っていく気構えを明かす。
○…生まれは多摩区登戸で、生家は再開発地のどまんなか。かつて銭湯や衣料品店、履物店などが軒を連ねた故郷の景色は様変わりした。「今となっては昭和のあの街並みが懐かしい」としみじみ語る。幼少期は本の虫で、「登戸の二宮金次郎と呼ばれていた」と苦笑い。今でもお気に入りの一冊を鞄に潜ませ、雰囲気の良い喫茶店を探しては読書にふけるのがリフレッシュのひと時だ。
○…中学時代は空手に傾倒。大学卒業後も会社勤めをしながら打ち込み続けた。父は開業歯科医で、周囲にもフリーランスが多い環境で育ったため、「将来は独立したいと昔から漠然と思っていた」と、一念発起して資格を取得。2015年、麻生区に河野行政書士事務所を開所した。
○…相続や遺言、成年後見など、「街の法律家」を標榜する行政書士の業務は幅広い。「法律と行政手続きに関することでわからないことがあったら、入口としてまずは行政書士に相談してほしい」。同支部は節目の創立50周年を迎え、5月に記念祝賀会を開催した。「川崎市も高齢化に直面し、新たに深刻化する問題に取り組まなければならない。行政書士の使命は国民の権利利益の実現に資すること。専門職の集団である私たちは、その使命をバックボーンに地域貢献を常に意識して前を向いて進んでいきたい」と力強く宣言した。
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