8回目となる「かさま寄席」が6月5日、笠間町内会館「かさまゆうわ館」で開かれた。
これは笠間の株式会社大周建設(青洋一社長)が、戸塚区出身の落語家・立川志の八さんと知り合いだったことから始まったイベント。志の八さんが二ツ目に昇格したことと、同館が創立15周年を迎えることをきっかけに同社が企画した。現在は地域の有志などが集まった同寄席実行委員会が主催し、多くの観客を集めている。
当日は小学生から大人まで、区内外から72人の観客が集まった。まずは女子大生落語家の如琴亭小はくさん、その後港南区出身の立川らくぼさんが出演し、最後に志の八さんが登場。志の八さんは今年中に真打昇進を目指す覚悟から頭を丸めた姿で落語を披露し、会場は笑いに包まれた。
地域全体で盛り上げ
昨年から運営を担う同寄席実行委員会。笠間エリアの笠間町内会、中央町内会、田立町内会、余曽根町内会から全6人の発起人に事務局の青社長を加えて企画や運営を行っている。
「皆が楽しみ地域にも根づいてきて、これからも続けていくのに大周建設さんに任せっきりなのはどうなのかと思った」と話すのは笠間町内会の千葉廣衛会長。地域住民が喜ぶイベントを長く続けていくため、地域が主導して運営できるように考えたという。
また、開始当初から使われている高座は同社が作ったもの。さらに今回からは同寄席実行委員会が作った特製の垂れ幕も掲げられて、地域全体でイベントを盛り上げている。
青社長は「多くの皆さんの温かい支援があるからこそ、イベントにも厚みが増す。二ツ目昇進の年から続けてきたので、皆さんが育ててきたといってもいい」とコメント。来年は6月4日(日)に同館で開催予定だ。
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