県鶴・高橋さんYSF・成瀬さん 書評で首都決戦へ 関東4都県代表と対決
おすすめの本を持ち寄り、魅力を伝え合って皆で一番読みたい本を決める「書評合戦」。11月23日東京秋葉原で行われる首都決戦に、区内から高橋美子さん(県立鶴見高1年)と成瀬寛太さん(横浜サイエンスフロンティア高2年)が出場する。
県内93人から選出
書評合戦(ビブリオバトル)は、発表者がおすすめの本を持ち合い、5分間で書評を発表。発表者と観客が一番読みたい本を決めるもの。立命館大学の谷口忠大准教授が2007年に考案して以降、各地で取り組みが広がっている。
高橋さんと成瀬さんが出場する「高校生書評合戦首都大会」は、関東4都県と夕張市から各地の予選を突破した高校生が集結する。
神奈川県予選は、県立・私立高校と横浜市立高校を対象に実施。出場した93人の中から高橋さんと成瀬さんを含む6人が代表に選ばれている。
高橋さんは、国語科の教諭に勧められ、予選会へ出場。夏目漱石の『坊ちゃん』の脇役を主人公にした『うらなり』(小林信彦著)について発表した。書評合戦に挑戦するのは今回が初めて。「予選は周りが自分より準備をしているように見えて緊張したが、知らない本を知るきっかけになり、読みたい本が増えた。当日が楽しみ」と話す。
成瀬さんは、サイエンスフロンティア高校内で開かれた書評合戦に参加したことがきっかけで興味を持ち出場。「校内大会では思うような結果を出せず後悔が残っていた」という成瀬さん。予選会では書評する『世界から猫が消えたなら』(川村元気著)を読み込むなど準備を固め、100%の力を発揮。「自然体で発表したい。いい結果が残せれば」と意気込んでいる。
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