大和市立大野原小学校(深谷美紀校長)は3月17日、「優れた『早寝早起き朝ごはん』運動の推進にかかる文部科学大臣表彰」を受賞した。同校は3年にわたり、大学や企業と協力し健康と体力づくりの研究に取り組んできた。
文部科学省は子どもの生活習慣づくりに関する活動のうち、特に優れたものに対して毎年表彰を行っている。大野原小学校は、2014年度から3年間、県の委託を受けて、体力推進計画『子どもJoy!Joy!プラン』の研究に取り組み、その内容が評価され、被表彰対象団体(全国63団体)の1つとして選ばれた。
産官学が連携
「運動・遊び」「食育」「生活習慣」の3つの分野で実践研究に取り組んだ同校。「運動・遊び」分野では、(株)タニタの協力を得て歩数計・体組成計を導入。児童に歩数計を付けてもらい、クラス対抗で歩数を競う「てくてくチャレンジ」を企画し、運動に関する意識と運動量を高めた。さらに、休み時間には体育館や屋上を開放。竹馬などの遊具も整備した。
また「食育」分野では、栄養素などについての授業を実施。授業参観で食育の授業を行い、保護者の関心を高めることにもつなげた。「生活習慣」では、睡眠に関する授業を展開した。これらの研究では、森本茂・横浜国立大学名誉教授をはじめ多くの大学教員が協力し、産官学一体の研究となった。
深谷校長は「研究が評価されて嬉しい。この研究では児童の自己肯定感に対しても良い影響があるとの嬉しい分析もあった」と受賞の喜びを話した。また、研究の推進委員長を務めた伊藤剛教諭は「児童の意識が変わったことを強く実感した。今後も継続してやっていきたい」と話した。
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