全国の強豪校がしのぎを削り「バレーの甲子園」とも称される「全日本バレーボール高等学校選手権大会」(通称=春高バレー)で、立野台出身の東谷(とうこく)玲衣奈さん(八王子実践高)がエースとして活躍し、準優勝に大きく貢献した。次世代の日本女子バレーを担う存在として注目を集めている。
東谷さんは中原小学校の出身。小学校時代は「SAMURAI(サムライ)Legend(レジェンド) タイガース」(以下SL)に所属し、総監督を務める元日本代表の熊田康則さんらの指導を受けた。中学からバレーの名門・八王子実践に入学し、現在は寮生活。1年生ながらエースとして活躍している。
「スーパールーキー」一躍脚光浴びる
東谷さんが「躍進」したのは9日の準決勝。前回優勝の金蘭会(大阪)を相手に、1年生ながら両校最多となる27点を強打で獲得。その様子がテレビ放映されたこともあり、一躍注目の的となった。
翌日10日に迎えた決勝戦では、八王子は相手のブロックに苦戦。第1セットでは連続7得点するなど粘りを見せたが、対する下北沢成徳に3セットを連取され、涙をのんだ。
東谷さんは「SL時代にも全国の決勝で敗退していて、当時の仲間には『今度こそ勝ってね』と言われていたので、申し訳ない」と語りながらも、「春高はとにかく楽しかった。今の目標は成徳に勝つこと」とリベンジを誓った。
恩師からエール
決勝戦には、座間時代に指導していた熊田総監督も駆けつけ、声援を送った。「(東谷選手は)とにかく真面目で、頭のいい選手。低学年から見ているが、最近はとくに機動力もあって速さに磨きがかかった」と評する。今回の活躍で世間の注目を集めたことについては「これからが勝負。自分の経験からもわかるが、これからはプレッシャーも倍増するはず。日本代表も十分に狙える選手なのでそこに負けずに頑張ってほしい」と率直な気持ちを語った。
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