国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所が計画する厚木秦野道路(国道246号バイパス)。2001年度に事業化された厚木区間の一部を対象とした設計・用地説明会が1月28日、中依知自治会館で開かれた。事業化されてから13年近くが経過し、用地取得・着工へ向けてようやく動き出した。
厚秦道路は、1996年に都市計画決定された自動車専用道路(延長29・1Km)。厚木市中依知から伊勢原市を経由し、秦野市八沢を結ぶ計画。厚木市の区間は9・8Kmあり、このうち、さがみ縦貫道路の圏央厚木IC・JCTから412号のバイパスが交差する場所に作る厚木北IC(仮称)間の3・6Kmについて、01年度に事業化された。圏央厚木ICから国道129号までの600mは既に整備が行われている。
今回の説明会は、計画案がまとまった国道129号から厚木バイパス線までの800mの土地所有者などを対象に、28日に中依知自治会、29日に十日市場自治会で開催された。横浜国道事務所の担当者が、計画の概要や用地補償などについて説明。当初の計画通り、4車線で用地買収を行うものの、暫定2車線で整備することなどが報告された。また、道路用地幅杭を3月中に設置し、14年度から用地測量や調査に入ることを発表した。着工時期や供用開始時期については明らかにしていない。
地元は歓迎の一方で要望も
厚秦道路は、現在の国道246号の慢性的な交通混雑の緩和が目的。交通の利便性向上などが期待されている。厚木区間の一部が事業化されてから既に10年以上が経過。これまで、厚木市は伊勢原市や秦野市と協力して、建設促進協議会を設立し、早期事業化に向けて国などに要望してきたが、予算面の問題や設計と協議などに時間がかかってきた。
中依知地区の地元からは「10年以上放っておかれてきたので、説明会は一歩前進」と歓迎する声が上がっている。一方で、「さがみ縦貫道路の時も協力してきた。地元が分断されて不便にならないようにしてほしい」といった意見もある。
中依知自治会の松岡汎晃会長は「住民の意見や要望をまとめ、市を通して伝えていきたい」と語った。同事務所調査課の今津洋課長は「頂いたご要望やご意見は、可能な範囲で細かい設計の段階で考えながら、進めていきたい」と話した。
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