平成町ノジマ 複合施設 6月に開業 災害時避難場所としても機能
株式会社ノジマ(本社・相模原市)が平成町3丁目に新設する複合商業施設の概要がこのほど、明らかになった。大規模小売店舗立地法に基づいた住民説明会の席上で発表されたもの。家電量販店のノジマのほか、スーパー、ドラッグストア・衣料品店のテナントが入り、オープンは来年6月5日の予定。
計画地は住宅展示場の跡地で、うみかぜ公園の北側に位置する11431平方メートル。建物は地上4階建てで、1〜2階部分に店舗、1階平面と3〜4階と屋上に駐車場を設置(計759台)。343台分の駐輪場も確保し、施設自体は7月に着工している。新設に関して、災害時の避難場所(津波ビル)として、市と協定を結ぶ方向で協議が進められている。開店予定日は6月5日(木)、通常の開店時間は午前9時、閉店時間は当初の予定から1時間繰り下げて午後10時としている。
11月30日に市内で行われた説明会には、住民・関係者が出席、騒音などの環境評価も公表された。参加者からは、出店テナントの業種に関する質問や「建物の高さに圧迫感はないか」などの声が上がっていた。施設の建設に関しては、横須賀市とも協議し、周辺環境に配慮した配色にしているという。また、よこすか海岸通りの混雑も懸念されることから、施設前の信号は、右折車線を現状の30mから80mに伸長する計画で進められている。
家電・食品の激戦区に
施設に入るテナントは1階にスーパー三和・サンドラッグ・トイザらス、2階にノジマ・しまむらの5店舗。ノジマとサンドラッグ・しまむらは市内2店舗目、三和・トイザらスは市内初出店となる。
既に、この計画地から約300m先の通りにはコジマ電気が店を構えている。また、日の出町の湘南学院跡地にはヤマダ電機が来年3月には移転オープン予定と、大手家電量販店による販売競争の激化が予想される。また、よこすか海岸道路沿いや近隣には、リヴィン・エイビイのほか、よこすかポートマーケット・業務スーパーなどがあり、一帯は食品スーパーの激戦地域となりそうだ。
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