藤沢駅北口周辺地区の活性化を目的として、整備が進められてきた市道「藤沢駅北口通り線」が6月16日に全面開通した。5月には商業施設「サミット」も開店しており、1979年の藤沢駅北口市街地再開発事業以来、30年にわたって検討されてきた北口再整備実現への序幕を飾った。
同線は、駅北口から藤沢宿、遊行寺方面へと連絡する約240m、幅員13mの直線道路。車道には、自転車走行の路面標示が明確化されているほか、バリアフリーの歩道は遊行寺の参道をモチーフとしたデザインとなっており、一部には市のシティープロモーションマーク「キュンマーク」が描かれた平板ブロックが配置されている。
また、歩行者の安全面や景観面を配慮して電線類の地中化を行い、賑わいとなるようにLEDの照明灯にはフラッグを装備。全13基のうち6基はスポンサー事業として、民間企業の協力によって設置された。
神奈川中央交通(株)によると、バスの運行は9月をめどに駅北口から発着する路線のうち、1路線を振り替える予定だという。
また、同線の工事と同時に、サミット北西部に位置するエリアの防災性の向上を図るため、「藤沢駅北口東西線」を約100m整備。火災時などに消防車両などが入りやすいよう、幅員13mを設けた。
同日の開通式で鈴木恒夫藤沢市長は、「藤沢の顔となる道路。藤沢のイメージを向上させ、市民に親しんでもらいたい。開通によって北口再整備の起爆剤となり、拍車がかかってくるのでは」と話した。
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