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イノシシ 潜み場に監視の目 大磯で竹林整備と電気柵設置

社会

公開:2017年1月13日

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水田周辺の竹林から倒竹を運び出す参加者
水田周辺の竹林から倒竹を運び出す参加者

 イノシシによる農作物への被害をなくそうと、大磯町西小磯西地区で7日に鳥獣害対策講習会が開かれた。

 全国各地で講習会を行っている井上雅央(まさてる)さんを招き、昨年10月から全4回のプログラムで開催している。7日は城山トンネル近くの田畑周辺を会場に、やぶを刈り払い、田んぼに電気柵を設置した。

 井上さんは、田畑に隣接する竹林がイノシシの侵入経路になる可能性があると指摘。朽ちた竹が積み重なることで見通しが悪くなり、イノシシが潜みやすくなっていることから、参加者は倒竹の運び出しと林のへりに生えた竹の伐採に汗を流した。1時間半ほどの作業で、うっそうと茂っていた竹林に光が入るようになった。

 後半は、イノシシ被害に遭っている田んぼで電気柵の張り方を学んだ。井上さんはイノシシの侵入を防ぐため、電流が流れるワイヤを地面から20cmと40cmの高さでやや弛めに張る▽ワイヤは支柱の外側を通す▽農閑期も柵を撤去せず、24時間通電しておく、などの鉄則を参加者に指導した。

 会場の田んぼを所有する女性によると、昨年からイノシシを目撃するようになり、集団で田んぼに寄り付かれたこともあったという。「今年度は米の収穫量が3分の1に減った。すぐ近くでは農作物が全滅した人もいる」と話し、張り巡らされた電気柵を念入りに確認していた。

 井上さんは「講習会で学んだことを地域で共有し、ここに餌場はないということをイノシシに分からせることが重要だ」と訴えた。

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