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小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記

公開日:2016.12.17

西湘士業パートナーズの新しい代表に就任した
松原 寛さん
市内浜町在住 44歳

駆込み寺の受付窓口役

 ○…小田原を中心に弁護士や行政書士、社労士など各種国家資格者(士業)が業界の垣根を越えて集まり、5年前に会を立ち上げた。メンバーは現在9人。30〜40代の若手が中心なので「敷居が高いイメージを払しょくしたい」と意気込む。目標は「誰に、何を相談していいか判らない」という問題に直面した人の「駆込み寺」であり、士業の「受付窓口」的役割だ。

 ○…世代が近く、気心が知れているとはいえ、皆、一国一城の主。まとめるのは至難の業だという。「それぞれ仕事を持っていて、優先順位やモチベーションが違う。『やめちゃおうかな』と思ったこともありますよ」と本音も。それでも「自分たち士業同士ではなく、お客様のパートナーになろう」と立ち上げた当初の目標に立ち返り、月1回のミーティングや懇親の場を通し、会の存続や活動の意義などを確認し合う。

 ○…京都府生まれ。小学3年生の時に横浜へ。「面白い奴が一番モテる」関西から、「クールな土地柄」の関東への転校は子ども心に戸惑いがあった。そんな気持ちを解き放ってくれたのがサッカーだった。「我がままに見えるかもしれないけれど、協調的なんです」と照れくさそうに笑う。漫画の『キャプテン翼』なら岬君タイプ。キレイにパスがつながった時の快感がたまらないそうだ。「好きというより中毒。仕事より優先したい」というほど。今でも月2回、商工会議所青年部のメンバーとフットサルに興じる。体幹を鍛えるトレーニングを始めるなど、上手くなるため努力を惜しまないほどハマり続けている。

 ○…都内で就職後、父の仕事を手伝うため小田原へ。父の他界後、跡を継ぎ会社の代表に。3年前には行政書士事務所も立ち上げ、二足の草鞋を履く。仕事柄、移動が多く、その際に近隣の神社に立ち寄って手を合わせるのがリフレッシュの一つ。「すべてに感謝する」気持ちになるのだとか。なんだか悟っている。

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