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公開日:2014.02.08
初期消火の貢献に感謝状
東海大生の行動たたえ
東海大学前駅近くで発生した火災の被害軽減に貢献したとして、東海大生の前田ゆなさん(鶴巻南・20)、坂本彩華さん(南矢名・22)、小口直昭さん(南矢名・22)に1月30日、市消防本部が感謝状を贈呈した。
昨年12月19日深夜0時頃、アルバイトから帰宅途中の小口さんが、文具店前に置かれたタバコの自動販売機で釣り銭の受け口が燃えているのを発見。小口さんが119番通報している間、直後に通りかかった坂本さんと前田さんが、近くのアルバイト先から持ってきたバケツや、近所の水道場から引いたホースで、燃えている受け口に水をかけた。通報から7分後、消防隊が到着したときには、ほぼ鎮火していたという。「自動販売機の中にある大量のタバコに火が移ったら、大変なことになるかもしれないと思った」と坂本さん。感謝状を渡された3人は、「そこまで大きなことをしたとは思っていなかったので、表彰されたことに驚いている」と話した。小松昭一消防長は、「みなさんの勇気ある行動のおかげで、被害の拡大を防げた」と、3人をたたえた。
市消防本部によると、今回の火災は放火とみられ、昨年中に自動販売機の火災が3件発生しているという。ほかにも、ゴミ集積場のゴミ袋が燃やされるなどの放火および放火の疑いの火災が8件報告されている。消防本部予防課では放火を防ぐため「家の周りに燃えやすいものを置かないこと」、「決められた時間内にゴミ出しすること」などを呼び掛けている。
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