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秦野 文化

公開日:2015.04.02

アルプホルンづくり教室
「よくここまできた」
完成に感慨ひとしお

  • 試し吹きをする参加者

 昨年5月から始まったアルプホルンづくり教室が、3月27日に閉校式を迎えた。前日の26日には秦野市立南が丘公民館の音楽室で試し吹きが行われ、参加者5人が約10カ月間手間暇かけて制作したアルプホルンから、木が奏でる優しい音色が流れた。



 全長3m40cmのアルプホルンは丹沢産ヒノキの間伐材を使用して作られた。木材を手作業で彫り出し、滑らかな曲線になるまで加工する。節は固く、力を込めながらも慎重に作業しなければならず、参加者はそれぞれ創意工夫を凝らしながら制作していった。



 「技術のない人間がよくここまできた」と参加者は口を揃える。1つの楽器を時間をかけ、自分の手で作り上げたことへの充実感からくる笑顔が印象的だ。0・1㎜の単位で彫っていく緻密さなどに「大変だった」という感想も聞かれたが、出来には「満足」と誇らしげに話した。



 講師を務めた豊島礼治さんは「皆さんよく諦めずに作り上げた。すぐできるものじゃないから出来上がった時の感慨は一入です。それと、素晴らしい木材を提供してくれた森林組合に感謝しています」と話した。



参加者募集



 同教室では今年度の参加者を募集中。制作場所は里山ふれあいセンター(羽根988)。5月に開校し来年の3月まで概ね週1回活動。参加費は3万4千円(金具、リード等部品代)。申し込みは4月17日(金)まで。



 問い合わせ、申し込みは市森林づくり課【電話】0463・82・9631へ。

 

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