青葉区版 掲載号:2012年9月27日号
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米軍機墜落事故に関する活動をまとめた「今、ハトポッポの歌が聞こえますか」を発行した 齋藤 眞弘さん 緑区竹山在住 71歳

語り継ぐため生きる

 ○…「あの事故から35年が経過するけど、絶対に忘れてほしくない」と目に涙を浮かべ熱く語る。1977年9月27日、現在の青葉区荏田北に米軍ジェット機が墜落し、9人の死傷者が出た。事故翌日に死亡した土志田和枝さんの次男・康弘くん(1)が最後に歌ったハトポッポの歌。この歌を冊子のタイトルにした。「つらく悲しい事故があったことを知るだけでなく、一人ひとりに平和について考えてもらいたい」

 ○…南区の井土ヶ谷出身。4歳の頃、横浜大空襲に遭い、焼け野原を見た。「がれきなどがあちこちに飛んで、子どもながらに、戦争は怖ろしいと感じましたね」。自身も近親者と生活を共にし、「4人兄弟で、ろくな食事をしなかった」と戦後を振り返る。高校まで地元で過ごし、電気関係の会社に就職。20代の頃、被爆者救援の署名用紙をふと目にする。小さい時の記憶「戦争は怖い、二度と起こしてはいけない」と、署名活動や原爆のパネル展示で平和を訴え続けた。

 ○…墜落事故翌日の朝、バイクで現場に向かった。二人の子どもが亡くなったことを知り「自分にも3人の子がいたから…」他人事ではないという思いを強くした。その後『被災者を支援する会』の会員となり、多くの同志と支援活動を行ってきた。和枝さんの父、勇さんとも親交があり、谷本中学校で平和教育の講演を一緒にしたことも。「(土志田家と)血は繋がってないが、これが人間なのかな」。集めた資料や文献は、自宅を埋め尽くす程に。

 ○…定年後に始めたリコーダーが趣味。月2回、杉田劇場で練習に励む。「子どもたちや年上の先輩方から元気をもらってます」と微笑む。来年には気仙沼で被災地支援のコンサートに参加する予定。趣味にも支援活動にも全力投球で臨んでいる。今年、活動仲間が相次いで亡くなった。「メンバーの思いも胸に、体力と気力が続く限り事件を語り継いでいきたい」
 

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