第97回全国高校野球選手権神奈川大会で、186校の頂点に立った東海大学付属相模高校。きょう6日に阪神甲子園球場で開幕する本大会で、町田ボーイズ出身の佐々木皐裕(こうすけ)選手(17)=あかね台中出身=と、横浜青葉シニア出身の山田啓太選手(17)の2年2人が、県大会に続き登録メンバー入りを果たした。
7月28日の県大会決勝では、今夏限りで勇退する渡辺元智監督率いる横浜高校を9―0で退け、2年連続10回目の優勝に輝いた。
背番号15の内野手で、一塁コーチを務めた佐々木選手の自慢は、声と全力疾走。「横浜の石川(達也)投手は牽制球がうまいので、(走者に)声でサポートしようと思った」。甲子園の舞台を前に「やることは変わらない。一戦必勝で挑む」と語気を強める。佐々木選手の4歳上の兄、啓充(あきみつ)さんも東海大相模の元部員で、記録員を務めた。その兄の背中を見て野球を始めたという佐々木選手は、奈良の丘小などで練習する軟式少年野球チーム「グリーンビクトリーズ」に入団。町田ボーイズを経て、兄と同じ高校に入学した。町田ボーイズの高橋政雄監督(66)は「常に目標を掲げ、何をすべきか考えて率先垂範してくれた。皆の憧れで手本になってくれた選手なので、活躍してほしい」とコメントしている。
控え投手で背番号16の山田選手は、19日に住吉高校との3回戦で先発。県大会を通じて「小笠原投手と吉田投手のエース2人を投げさせずに勝つことを意識してきた」という。試合中は出場している選手にタオルや飲み物を用意するなど、常に周りに気を配ってきた。「チームの目標は日本一。気持ちを一つにして臨む」と決意を語る。青葉シニア時代も投手で、切れのある直球と、ブレーキがかかるスライダーが持ち味。中学2年秋の新チームからエースとしてチームを引っ張ってきたという。「体は小さいが負けず嫌いで練習熱心。休憩時間でも自発的に体をケアしていた」と同チーム事務局長の本城弘一さん。「青葉の代表として、プレーだけでなく態度やマナーでも模範になってほしい」とエールを送った。
同校は12日、福島県の聖光学院との初戦に挑む予定。
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